富士山登頂記② 初めてのナイトハイク

富士山登頂記① 行列登山も悪くない
富士山登頂記② 初めてのナイトハイク
富士山登頂記③ 山頂にはいられない
富士山登頂記④ いつかまた登るときの私へ

8合目から本8合目へ

8合目についたのが、17:30くらい?
寒くなってきた。
雲が取れて、視界がすこし開けた。

8合目といえば、1日めのゴールの山小屋があるはずだ。
さて、自分たちの宿はどのあたりなのか。登山地図を見ると‥‥
ここから80分もかかるじゃん!!

「8合目は二段構えになってる」
というのはわかっていたけど、「八合目」から「本八合目」まで80分。
さらに空には帳が降りはじめ、足腰は疲労困憊。

80分じゃ着かないだろうなー…。まじかー。
んじゃちょっとその前に、あったかいもので元気をチャージしたい。

…ということで水を500ml400円で買い、友達に湯を沸かしてもらおうとするも、携帯コンロ火がつかない。
というか電子ライターの火がつかない。
あきらめて山小屋でコーンスープ(粉を溶いたふうのやつ紙コップ1杯400円)を購入。
紙コップは山小屋が回収してくれる。

はじめてのナイトハイク

「2日目朝」と書いたジップロックからヘッドライトを引っ張り出して装着。
はじめての夜登山。

路面の質感が捉えられないというのは、想像以上にストレス。
どっと疲れが出る。

ここで初めて心が折れたかも。
遠く上の方に光る宿の明かりがいつまでたっても近づかなかった。

眼の前の1歩のことだけ考えることにした。
階段状になっている道の、目の前の1段に力を尽くした。

「山頂まで1.5km、115分」の標識を見たのもこの途中だったかな?
「どんな1.5kmだよ。ふつう15分だろ」と毒づいた。

19:00すぎくらいに、やっと宿に到着。
受付してもらってからさらに1フロア分高い小屋へ案内される。
「先に言えよ、無理だよ」と口に出てたかも。

でもわたしには、もうわかっていた。
どんなに粗末なカレーでもきっとおいしい。
どんなに粗末なふとんでもきっと眠れる。

そのとおりだった。20:00就寝。

2日目の朝

耳栓のおかげでよく眠れ、24:00ごろ「よくねちゃったけど寝坊してない!?」という気分で一旦目覚める。
腕時計を見て二度寝。
起こされて1:00起床。

這い出して食堂で、前夜にもらったふりかけご飯とお茶を摂取。
想像以上にスッキリした目覚め。
友達は「目が痛い」「寝れなかった」など。

このときの服装は以下の通り。

  • 長袖Tシャツ
  • 長袖ダウン(ユニクロのウルトラライトダウン)
  • 長袖フリース(これもユニクロ)
  • 厚手サポートタイツ
  • フルレングスのレッグウォーマー
  • レインウェア上下
  • ショートスパッツ(泥除け)
  • ネックウォーマー
  • ニット帽
  • 軍手

コンタクトがなぜかすごくしみる。
多分しばらく手を洗っていないせい。
ラジオ体操第一と第二をやって、2:00出発。

いざ、山頂へ!

午前2時だというのに、もう行列ができている。
前夜に夜登山を経験していたので、だいぶ気楽。
行列について人のペースで歩くのも、ゆっくり歩けるし、自分でペースメークしなくていいのでラク。

ただ、意地悪な羊飼いみたいな救護スタッフ(?)が交通整理をしていて、
「一列になれ」
だの
「隙間を作らず前にすすめ」
だの
「落石で人死んでるよ!」
だの、うるさい。

なかなか進まないので、体が冷える。

短パンの外国人二人連れがいて、ガクブルしている。
リュックにくっついたピカチュウのネックピローが哀愁をただよわす。

雑誌などで、美しいヘッドライトの行列を見てたけど、霧がこくてそういうのもほとんど見えない。
雨は降り続け、風も強い。

「そりゃ日本一高いところにいるんだから、風も強いか」
とは思うけど、風に煽られて足を滑らせたら死んじゃう…。
「八甲田山の死の行軍、あれはこれより辛かったんだろうな…」
など思いを馳せる。

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