THREEを背負って、6号路。

新しいザックを買う

山と道のザック「THREE」を買った。

お気に入りのお店で、楽しくお話しながら買った、憧れブランドのザック。
背負って山を歩きたい‥‥。
夏のテン泊のための40L。ちょっと大きめだけど‥‥。

「あした高尾山へ行こう!」

高尾山のいいのは、登山計画を立てなくても、早起きしなくても、ふらっと散歩気分で行けるところだ。
交通費も片道1000円に収まる。

というわけで、翌朝、10時過ぎに家を出た。

  • 4月下旬の日曜日
  • 緊急事態宣言の初日
  • 天気予報は晴れのち雨

電車のなかで山地図を眺める。
いろいろ迷った挙げ句、結局6合路を行くことにした。
昼スタートの登山で知らない道を行くのはやめよう。

沢をピシャピシャ行く

高尾山口駅からの高尾登山は、ルーティーンがほぼ決まっている。

  1. 駅についたらまずトイレへ。
  2. 駅のおだんごやさんでおだんごを1本買う(これが遅めの朝ごはんになる)。
  3. 山頂手前の5合路まで登ったら、山頂へは行かず、もみじ台へ抜ける。
  4. 細田屋で昼ごはん。1時間くらいのんびりする。
  5. 5合路に戻り、4号路入り口のトイレで用を済ませ、4号路を下ってリフト乗り場へ。
  6. 行列ができていなければリフトで下山。

登りが小仏方面からのこともあるし、帰りに日陰沢のほうへ降りることもあるけれど、上記のルーティーンのアレンジだ。

この日は、緑のバリエーションが豊かな、新緑の6号路を登る。
同じようなペースのハイカーが数組いて、人の気配がつねにある。

沢にも人がいっぱい。

こどもと一緒に水のなかでしゃがんでいるおじさんは、「川の虫」を探しているらしい。
へー。虫って、木や土にいるものだけを指すんじゃないんだ。

登山靴ではない、ふつうの街履きのスニーカーで、泥につま先を突っ込んでしまう子がいたり。
沢の流れに怯える子がいたり。

みんなはしゃいでいる。

わたしもはしゃいで、買ったばかりのザックを撮ってみる。

ところてんで涼を取る

いつものように、人の多い山頂は回避し、4号路を抜けて細田屋へ。

いつもはなめこ汁を食べるのだけど、この日はなんとなくところてんに心惹かれる。

いすに座ってお腹が満たされると、急に耳が敏感になる。
ウグイスの声が聞こえる。知らない鳥の声も。

気持ちいいな。この気持ち、だれかとシェアしたいな。

そう思ってツイキャスを始めたら、今度は人の声が気になってきた。
客席で電話に出る人や、お客さんと店員さんの会話。
通り過ぎていく人の声も途切れない。

考えてみたら、今日はほとんど途切れずに、人の声を聞いていた気がする。

ツイキャスはやめよう。

1時間くらい本を読んでいたら体が冷えたので、なめこ汁を追加注文。
ここに来たら、やっぱりコレ。新鮮な三つ葉をちらしたなめこ汁。

上着を出し入れするときにザックを触るのが、いちいちうれしい。

ホラ貝を吹いていた

帰り道は、ちょっといつもと違うことをしてみようと、山頂へ。
その勢いで、人の流れに乗って薬王院へ。

神職さんがホラ貝を吹いていた。
へー、ほんとに吹くんだ、ホラ貝。
神職さんは、ホラ貝の合間に、すれ違う登山客に「こんにちは」を声をかけている。
いいな。
わたしもなにげなくそばを通り、「こんにちは」を交わす。

リフトはぜんぜん並んでいないどころかガラ空きで、わたしは遠慮なく足をブラブラさせながら下りた。

高尾散歩、おしまい。
今度は人のあんまりいない登山をしよう。

今日のルート、おさらい。

そういえば、このサイトのアクセントカラーをザックとおそろいにしました♪ すぐに変えるかもしれないけど。

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